いつもの場所のその先で

オタクだけど、毎日をすこやかに過ごしたいんです。

いつかこの年を思い出して、きっと泣いてしまう

2016年を、とても清々しい気持ちで迎えていた。

カウコンでは待ちに待った派閥越えがあったり、東の滝沢と西の渋谷が共演したりしていた。カウコン終わりにチャンネルを変えるとSMAPが$10を歌っていたり、客席に飛び込んでいたりしていた。なんて素敵な年明けなんだと声を高らかに叫びたい気持ちを抱えてわたしは眠りについた。今年はきっと、いい1年になるに違いない。そう確信していた。

1月14日までは。*1

その日は突然やってきた。SMAPが解散してしまうと、ニュースが伝える。「いやいや、いつもの噂でしょ」なんておどけてみてもニュースは深刻さを増し、世間はこれまでないくらいに騒ぎだし、ついには本人達が冠番組で一連の出来事について謝罪をすることになった。

わたしは、というと次々と出てくるいろんなニュースやそれに便乗する人たちに疲れを感じていた。そして夏に事務所から解散すると発表があり、時を経て今日を迎えている。

いつまで待っても、もう香取くんは「解散なんてしませーーん」とおどけてはくれないだろうし、公式として待っている中居くんの、中居くん自身の言葉もきっと何もないままに2017年を迎えるのだろう。

そこまでして、あの5人は何を守ろうとしているのかな。わたしたちには、わからない。変に憶測すべきでもない。外野がとやかく言うべきことじゃないと、ジャニオタのひとりとしてわたしは思っている。

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SMAPを紅白に出演させる」という声があるけど、それは関係者や外野のエゴもあるんじゃないかなと思う。多くのファンは「どうしても紅白に」とは思っていないだろうし、もっとほかに望むことがあるのだろう。紅白という公共の場より、スマスマという自分たちの番組で幕を引くことのほうが気兼ねなく番組を作れるんじゃないかな。最後はホームで、とわたしは思う。

それと、これはとってもわたしのエゴなんだけど、紅白でSMAPの終わりを始めるボタンを白組司会である相葉くんに押させたくない気持ちもある。これは嵐ファンのぼやき。わかっているけど、それでもその役を相葉くんに、後輩に預けるのはどうか勘弁してほしい。SMAPとバスケがしたいから、と事務所に履歴書を送った相葉くんだから。

なんて言ってみても、本当に相葉くんが紹介するかは、また別の話。

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改めてSMAPが出た古畑任三郎を見たり、27時間テレビを思い出したりすると、どこまでがフィクションなのかわからなくなるときがある。

来週のスマスマはどうなるんだろう。20年の放送を振り返るんだろうか。森くんと歌う『ベスト・フレンド』を見て、やっぱりわたしは小学生のときのように泣くのだろうか。

2016年という年に起きたことをきっといつか思い出して、心がきゅっと小さく泣くときがくるのかもしれない。

そんな未来を想像するより先に、来週のスマスマ分のHDD残量を増やすことを考えよう。未来を憂うより、やるべきことがたくさんあるから。

*1:タイトルはこの日の数日後から始まったドラマ「いつかこの恋を思い出して、きっと泣いてしまう」にかけています。